個人事業主として仕事を始めると、思ってもいなかった「経理」の作業がついて回ります。収入や経費の管理、そして年に一度の確定申告……やることが多くて、これが意外に大変なんですよね。
私も最初は手書きの記帳やエクセルでどうにかしようとしていましたが、日々の仕訳や帳簿管理が煩雑で、どんどん経理がたまってしまい、毎月締めるのが本当に憂鬱でした。
そんな時、会計を使っている友人から「会計ソフト、かなり便利だよ!」とすすめられ、半信半疑で使ってみることに。
結論から言うと、会計ソフトを導入したことで経理作業が驚くほど楽になり、経営にも余裕が出てきました。ここでは、私の実体験を交えて、個人事業主にとって会計ソフトがいかに役立つかをご紹介します。
会計ソフトって何?どんな役割があるの?
会計ソフトは、事業の収入や経費の管理をデジタルでできるツールです。
いろいろなソフトが出ていますが、どれも基本的には「自動で帳簿をつけてくれる」という便利な機能を持っています。私が最初に使ったとき、「この手間のかかる作業がこんなに簡単に済むなんて!」と正直、びっくりしました。
収支の管理や請求書の発行が手軽にできるだけでなく、確定申告に必要な書類もソフト上で作成できるため、経理初心者の私でもミスなく使えたのです。
私が感じた会計ソフトのメリット
経理作業がかなり効率化できる!
私が会計ソフトを使って一番実感したのが、経理のスピードがぐんと上がったことです。会計ソフトと銀行口座を連携させておくと、取引が自動で取り込まれるため、わざわざ入力しなくて済むのが嬉しいポイントでした。
また、取引内容に合わせて自動で仕訳が提案されるため、「この経費、何費で仕訳するんだろう?」と悩むことも少なくなり、すごく助かっています。
いまでは、領収書やレシートの整理もスムーズで、「経理が憂鬱…」と思うことが少なくなりました。
確定申告がとても楽に!
確定申告シーズンになると、帳簿を一から見直し、申告用の書類を作成する必要がありますよね。会計知識のない私にとっては、この作業が本当に大変でした。でも、会計ソフトを使うようになってからは、取引を入力しておくだけで自動的に申告書類が整うので、準備がぐっと楽になりました。青色申告の決算書も簡単に作成できるので、「あれ、こんなに簡単でいいの?」と感じるほどです。
ミスが減って帳簿の精度もアップ!
手作業で帳簿をつけていた頃は、数字の入力ミスや仕訳ミスがよく発生していました。会計ソフトを使うようになってからは、自動仕訳のおかげで入力ミスが減り、帳簿の信頼性が大きく向上しました。正しいデータが保たれるので、税務署に提出する際も不安が減り、安心して本業に集中できるようになりました。
リアルタイムで経営の状態がわかるのが心強い!
会計ソフトを導入したおかげで、今月の売上や経費の状況がリアルタイムで確認できるようになりました。特に便利なのが、月末に損益計算書が自動で表示され、経費や収入がひと目でわかること。たとえば、「今月は交通費が多かったから、来月は少し調整しよう」など、経費をコントロールしやすくなり、事業の管理が格段にしやすくなりました。やはり、リアルタイムで経営状態が把握できるのは安心感がありますね。
コストも手頃でコスパが良い!
私が使っているクラウド会計ソフトは、月額2,000円程度です。最初は「ちょっと高いかも?」と思いましたが、税理士さんに依頼するよりはるかにお得で、しかも経理業務の時間が短縮できるので、結果的にコスパが良いと感じています。事業がもっと大きくなったら、税理士に相談することも考えていますが、今は会計ソフトで十分役立っています。
会計ソフトを使いこなすためのポイント
最初はサポートを活用しながら操作に慣れる
初めて会計ソフトを使うと、最初は戸惑うこともあるかもしれません。私も最初は「勘定科目って何?」「仕訳ってどういうこと?」と混乱していました。でも、サポートページやガイドを参考にしていくうちに少しずつ慣れ、数週間経つ頃にはほとんどの作業を自分でできるようになりました。初心者向けのサポート機能が充実しているので、気軽に頼ってみるといいですね。
銀行やクレジットカードの連携設定をしっかり行う
銀行やクレジットカードを連携しておくと、取引が自動で会計ソフトに取り込まれますが、最初の設定がポイントです。取引が適切に分類されるように、初めにルール設定をしておくことで、日々の作業がさらに楽になります。私も設定ができてからは、以前よりも管理がスムーズになりました。
必要に応じて税理士さんのサポートも活用する
会計ソフトは便利ですが、事業が大きくなり複雑な会計処理が必要になる場合には、税理士さんとの連携も視野に入れましょう。クラウド会計ソフトなら、必要なデータだけを税理士さんと共有できるので、毎日の経理は自分で行い、確定申告のアドバイスだけ税理士さんにお願いすることも可能です。
個人事業主におすすめの会計ソフト
個人事業主に人気のクラウド会計ソフトをいくつかご紹介します。
- freee
質問形式で仕訳が行えるため、会計知識がない方にもやさしい設計になっています。確定申告にも対応していて、申告書類の作成もスムーズです。 - マネーフォワードクラウド会計
銀行やクレジットカードとの連携がしやすく、自動仕訳機能が豊富です。経営状況のグラフもわかりやすく、全体の収支を把握しやすいのもメリットです。 - やよいの青色申告オンライン
青色申告向けに特化しており、シンプルな操作で申告書が作成できます。リーズナブルで、必要な機能が備わっているためコストを抑えたい方にもおすすめです。
まとめ:会計ソフトで経理業務をもっとスムーズに!
会計ソフトのおかげで、経理の負担が大幅に軽減され、日々の会計管理が驚くほど楽になりました。導入前は帳簿がたまってしまい、確定申告の時期には必ず焦っていたのですが、いまでは余裕を持って作業できています。経理に悩んでいる個人事業主の方には、ぜひ会計ソフトの導入を検討してみてください。時間や手間が減るだけでなく、経営の健全性を高めるためにも、きっと役立つはずです。
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