「弥生の青色申告」と「freee(フリー)」という2つの人気会計ソフトを比較しながら、それぞれのメリット・デメリットをお話しします。
どちらも優秀な会計ソフトですが、それぞれ特徴が異なります。この記事では、私自身が実際に利用して感じた点を踏まえて、みなさんの選択の参考になる情報をお届けします!
弥生の青色申告:安定感が魅力!

弥生の青色申告は、長年多くの人に支持されている定番ソフトです。その特徴を見てみましょう。
弥生のメリット
- コスパの良さ
年間利用料が8,800円からとリーズナブル。サポート内容によって料金が異なりますが、基本機能はどのプランでも同じです。 - クラウド対応
データをクラウド上に保存できます。完全なクラウド会計ソフトではありませんが、必要に応じてクラウド保存が可能。 - スピーディーな仕訳入力
パソコンにインストールして利用するデスクトップ型なので、ネット環境に左右されず快適に入力できます。 - 柔軟な帳簿操作
振替伝票や仕訳日記帳など、帳簿の形式を簡単に変更でき、修正も容易です。 - 消費税申告書や確定申告に対応
電子申告も可能で、必要な書類をしっかり作成できます。 - データの保管安心感
契約終了後もデータはパソコンに保存されているので、いつでも閲覧可能。
弥生のデメリット
- 初心者に優しいとは言えない
ガイド機能が弱く、最低限の簿記知識が必要。初心者には少しハードルが高いかもしれません。 - 減価償却の操作が複雑
固定資産登録がやや煩雑で、減価償却費を計算するのに手間がかかる点がネックです。 - サポートのつながりにくさ
電話サポートはベーシックプラン以上が対象ですが、そもそも電話がつながりにくいという声もあります。

freee(フリー):自動化が得意なクラウド会計ソフト

一方、freeeは最新のクラウド技術を活用し、経理業務の自動化に力を入れているソフトです。その特徴を見てみましょう。
freeeのメリット
- 完全クラウド対応
データはインターネット上に保存されるため、MacでもWindowsでも利用可能。OSを選ばず便利です。 - 自動登録機能
通帳データやクレジットカード明細を取り込むだけで、仕訳を自動作成してくれます。ルールを設定すればさらに効率的! - スマホ対応
領収書の写真を撮るだけで、日付や金額を自動読み取り。仕訳の確認画面でも領収書を横に表示できるため、確認がスムーズです。 - 請求書作成機能
作成した請求書がそのまま売掛金や売上の仕訳として反映されるため、手間が減ります。 - 幅広いバックオフィス機能
経理以外にも請求書や経費精算などを一元管理できるのが強みです。
freeeのデメリット
- プランによる制限
最安プランでは利用できない機能が多く、消費税申告や一部グラフ表示などが制限されています。真ん中以上のプランが必要になることも。 - ネット依存
完全クラウド型のため、ネット環境が不安定だと作業が遅れることがあります。 - 仕訳修正の難しさ
自動登録機能のため、一度作成された仕訳の修正が難しい場合があり、間違いに気づきにくいことも。 - 契約終了後のデータ閲覧
契約を解約した後、数年間は閲覧できるとされていますが、その後どうなるかは不明な点があり、不安を感じる人もいます。
弥生 vs freee:どちらを選ぶ?

弥生が向いている人
- 簿記知識があり、安定した環境で使いたい人
- デスクトップ型でサクサク入力したい人
- 長期的にデータを手元に保管しておきたい人
freeeが向いている人
- 経理業務をできるだけ自動化したい人
- 領収書や請求書のデジタル管理を効率化したい人
- クラウドを活用し、どこからでも作業を進めたい人
まとめ:自分に合ったソフトを選ぼう!
どちらのソフトも優秀で、それぞれの得意分野があります。価格重視なら弥生、自動化やクラウド機能を重視するならfreee、といった選び方がおすすめです。
ぜひこの記事を参考に、自分に合った会計ソフトを選んでみてください!どちらを選んでも、経理業務がグッと楽になることは間違いありません。
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